「shinboku」に込めた想い

「shinboku」は私たちが理念としてきた本物の追求、芯のあるものづくりを現す「真木」、豊かな自然資源とそれらを与えてくれる地域への感謝と畏敬の念を込めた「神木」、そして、未来に向けて出会いの輪を広げていきたい希望を込めた「親睦」の３つの意味を宿しています。


私たち大栄木工は、天然秋田杉材の製材、輸送港として栄え「東洋一の木都」と称された秋田県能代市で昭和22年に創業しました。以後、半世紀以上にわたり、先人たちの知恵と技術を受け継ぎ、最新の木工技術も取り入れながら、木材加工のスペシャリスト、職人集団として、お客様の想いや願いをカタチするお手伝いをさせていただいており、障子や襖、格子戸、組子細工などの伝統的な建具のほか、試験の合格率が３％に満たない木製の60分耐火の防火戸を製造出来る企業として、迎賓館や官邸、大使館、国内外の三ツ星ホテル、社寺仏閣などにも多数納めさせていただいております。近年は技術力を評価いただき、全国の文化財の修復にも携わらせていただいています。


職人の世界において、建具職人が最後に究める分野が「組子」と言われています。釘やネジを使わずにつくる伝統的な組子細工は、0.1mmのズレも許されない高度な職人の技術が必要です。


私たちが半世紀以上にわたり受け継いできた先人たちの知恵と技術、天然高級材を使用した最高級の製品を、より多くの方にお届けしたいという思いを組子に込め、「shinboku」としてお届けします。


木の温もりと日本の伝統技術の美しさを、日々の暮らしの中に。